0024/07/26

Smuttynose Farmhouse Ale 今ハヤリのセゾン・スタイル-夏だもん

私は『セゾン』などといわれると、永久不滅ポイントくらいしか思いつかないのですが、今この『セゾン』スタイルなるものがアメリカ・クラフトビール界では大流行なんです。

元々Saisonは、フランス語で『季節=シーズン』という意味。フランス語なので、ゾにアクセントをつけて『セ~ン』と発音するとそれっぽい。

ワロン地域と呼ばれるベルギー南部、フランスが公用語の地域のお百姓さん達が冬の間に仕込んで、夏に飲む3%くらいの低アルコールの季節物ペールエールの総称なんですね。

しかーし、この地域以外で作られたものが最近増えてきていて、特にアメリカでは大人気なんです。まあ、元々セゾンは総称でして、その農家ごとにオリジナリティーがあるもんなんですが、アメリカでセゾンと呼ばれるものはベルギーのデュポンを真ねっこしたイーストを使ったスタイルがほとんどです。そして、米国産は遥かにアルコール度が高い(大体7~9%付近)のが特徴。なので、あえて私はセゾンとは呼ばず、セゾン風(スタイル)と呼んでいるんですね。シャンパンと基本同じ考え方です。

さあ、前置きはこれぐらいで。

今回はニューハンプシャー州のSmuttynose Brewery(スマッティーノーズ・ブリューワリー)のBig Beer Seriesから出ているFarmhouse Ale(ファームハウス・エール)です。
ほら、ラベルにSaisonと書いてないあたり、好感が持てるでしょう?
何とこれはアルコール度数9.3%。グビグビ行くより、チビっと行かせるつもり?

暑い日に結構キンキンに冷やしてしまいました。
そして注いでみると、さすがセゾン風。きれいな黄金色。泡もいい感じに立ちます。
だーが、その色に惑わされる無かれ。
結構どっしりしています。ほのかな酸味、スッキリしつつの甘みは蜂蜜を思い起こさせる味。そこにちょっと青くさい苦味がプラス。夏だね~、ぺヤング~。

飲むと以外にアルコール臭いような嫌な風味はないです。
冷たいので、イースト臭さも押さえられていて、いいね、いいね。

夏の苦いもんつったらゴーヤくらいしか思いつかなかったなー、何つって飲み進めていたらあっという間に一本ご馳走様。ウム・・飲みやすい・・・などと思っていたらもうヘベレケでした。

おつまみは枝豆ねー。育ててくれた農家さんを考えながら、昼間の公園の芝生にごろんとし、土や草木の匂いに包まれながら、塩茹での枝豆食べて、ビール飲んで、枝豆の甘さが引き立つね~っつってベロベロに酔っ払い、そのままお昼寝してしまいたいもんですね。熱射病には気をつけながらも。

Smuttynose Brewery(スマッティーノーズ・ブリューワリー)
Farmhouse Ale (ファームハウス・エール)

Acl. 9.3% (22 oz.) $12.00(参考価格)

苦味 ★★★★☆
酸味 ★★☆☆☆
甘み ★★★☆☆ ほのかな蜂蜜の様なすっきりとしつつもコクのある甘み
炭酸 ★★★★☆
色  きれいな黄金色(写真よりももうちょっと黄身寄り)
香り 芝生のような緑っぽい香り
総合 ★★★★☆

0024/07/16

常陸野はアメリカの方がビジネスでかいんじゃ?

NYの町並みをGoogleストリートビューしていると・・・常陸野ビールのトラック発見!よく、道を歩いていてもみかけるよなー。
地震にも負けず、地道にがんぱる常陸野が、日本ではそんなに知名度がないことに逆にびっくりする今日、このごろである。
今日は、ホワイトエールでも買って帰ろうかね。(←マーケティングにコロリ)
NYで長野のよなよなエールが買える所を知っている人がいたら教えて欲しい。

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なんつってたら、その2,3ブロック北にイエングリンも発見。そんなとこなのだ、ヘルズ・キッチンってやつは。

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